人それぞれですが、私個人が考えたこと。銀行に入社して15年程度経過、気持ちの変化や今後の生き方を考えた上で、今現在思うことをお伝えしたいと思います。自身のことに触れつつ、自分自身を振り返りたいと思います。
就職の軸
偏差値60程度の高校卒業後、都内の大学に進学。何度か危ない時期はありましたが、無事に留年せずに卒業しました。昔から朝が苦手で学校には午後から行く生活が四年間続き、勉強はテスト前に一夜漬けとう毎日でした。
友人と遊ぶこと、部活が大半を占めていましたが、非常に楽しい大学生活を過ごすことができ親に感謝してます。このまま社会人になりたくないと思っていましたが、周囲と同じように就活をはじめることになります。
就活は2月くらいから徐々にはじめたように記憶してます。
最初からなんとなく金融業界に絞ってやっていました。理由は給料が高い、やりたいことがなかった、転職する可能性も考え信頼、知名度が高い大企業が良かった、入社難易度がそこまで高くないなど、総合的に考えた結果だと思います。
その中でも、給料のベースが高いという理由が第一であり、サラリーマンとして早めに年収1,000万という大台に達するということがなんとなくの目標でした。学生らしい理由だったかと思います。
活の軸は人それぞれですし、正直学生にとってやりたいことが明確にない人も多いのではないでしょうか。そのような方に言えることは、給料のベースが高い業界に行くこと。
給料が低く、日々の生活でいっぱいになると、未来のことを考える余裕がなくなること、チャレンジする気持ちが低下するためです。
あとは専門性が磨けたり、多くの他ではできない経験ができる会社、業界、選択肢がより広くなる道を選択すること。
金融業界で専門性を磨く、商社に行き海外駐在経験を積む、新規事業、社内ベンチャーを立ち上げることができるような会社に行く、監査法人に行き大手企業の決算業務に携わるなどです。
選択肢が広くなる道とは、大企業を狙うこと、業界地位が高い会社を狙うこと、ニッチな業界を調べて、大企業ではないがその業界では知る人ぞ知るような中堅企業を狙ったりすることです。日本は大企業から中小企業への転職は簡単ですが、逆は実力、実績があったとしても難しいことが多々あります
今昔の自分に言えることは、金融機関を選んだことは間違いではなかったかなと。
転職の軸
今サラリーマンとして金銭面では満足できるようなものをもらい、就活時点の1番の目標は達成してしまいました。そして年功序列である金融機関にこのままいる限り、ある程度の年齢まではという条件付きですが大きく年収が下がることはないでしょう。
ただし昨今の銀行業界を取り巻く環境から、給与や賞与の削減があるかもしれません、ですが少なくとも今の8割くらいの年収は維持できるのではと勝手に思ってます。
年齢を重ねるごとに、結婚や教育、住宅購入など色々なイベントが発生します。金銭面の満足度と人生の満足度の相関関係はかなりあると感じてます。私自身、今の収入がある中で、収入という観点で転職を考えることはありません。
仕事をしていて感じるやりがいや喜びもあります。他の業界での経験がないのでそのように感じるのかもしれませんが、今の仕事をしていなければ動かせない、任されない大きな金額を扱っているとうことから感じているのかもしれません。大企業であることの良い面と言えるのでしょう。
周囲の先輩、同僚、後輩も転職に踏み切った人ほ多くいますが、金銭面の理由でという人はあまりいなかったです。金融業界のストレス、人間関係、興味がもてない、転勤にネガティブなどの別の理由があったと思います。
私が転職、起業を考えるのであれば、自分の好奇心を駆り立てる何かや刺激を感じられる、より面白いことにチャレンジできるなどの理由になってくると思います。
過去ある取引先の財務担当者(メガバンク出身)に聞いてみたことがあります。なぜ転職したのかと。その回答は家族との時間をもう少し欲しかったのと、今の会社の社長と仕事をできる方が面白いと感じたからとおっしゃっていました。
置かれた環境、状況で自分の人生における優先度合いが変わってきます。
今までみてきた周囲の方で転職してもうまく行っている人は、自分の軸は何かをしっかりと持っており、それを実現するための環境を得るために、チャレンジするという前向きな捉え方をしている方です。
お金と自分の軸のバランスをたもちつつ、転職という一つの選択をしていくことが大切だと考えます。
変化したことと、変化していないこと
変化したことについて、身体を大切にするようになったことです。特に食事、身体を適度に鍛えるようになりました。
変化していないことについて、人生を楽しむということ。趣味として旅行、車、ドライブが好きで、身の丈以上の車を所有したこともありました。稼いだお金は20代ではほぼ使い切ったと思います。経験やほしい物を買ったことに後悔はないですし、30代以降にもしっかりと活きていくと感じています。
変化したことについて具体的にお伝えします。
社会人になり若手銀行員時代、心身が疲れ体を壊すことが多く、社会人になってから病院に行く機会も多くなりました。学生時代は生活も乱れていましたが、睡眠時間は十分すぎるほどとっており、しっかりとスポーツもしていましたので心身を壊すことはほぼなかったです。
社会人になり、ストレスから飲む機会も多くなり、睡眠時間も短く、浅くなったように思います。当然若い頃は朝食も食べておりませんでした。稼いだお金も大半を遊びに使い、普段の食費なども削っており栄養不足になっていたと思います。
30代になり、自分の体を大切にしようと考えを改めるようになりました。働いてお金を稼ぐ、休日をしっかりと楽しむ。仕事の経験、能力、スキルは大いに向上しますが、一方で体は衰えてきます。20代の頃には気付けていなかったことです。
健康な心身があり、毎日働くことができている。当たり前のことに幸せを感じることができるのは私自身もう少し先かもしれませんが、気付きつつある頃なのかなと感じます。また過去に大きな怪我や病気をした方などは経験としてすでに感じていることかもしれません。
今はまず食事はしっかりととるようにしています。毎朝の朝食は当然ながら、厳密にではありませんが、カロリーとPFCバランスをある程度計算しています。
特に十分なカロリーをとるようにし、体重も維持するようにしています。痩せると体力と免疫力は落ちていきます。太り過ぎは良くありませんが、ある程度の体脂肪も必要だという考えです。
また銀行という職業柄、痩せ過ぎは迫力もなく、貧相に見えるので避けるようにしています。ある程度の年齢になりどっしりと構える方が、信頼感が増すという考えに至っています。
次に筋トレを行い、体力作りと免疫力を高めるようにしています。自己流ですが、Youtubeで筋肉系youtuberの動画を見て勉強するようにしています。今では日課、趣味になっています。
30代で食事と筋トレの意識が高まったことは将来の財産になると思っています。これらから変化しないことの1つになっていくと考えています。
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