銀行員は一般的に地味なスーツなどをみにつけ、華やかには見えなかったりします。一方商社などの方は派手だったり、華やかにみえますね。就活だったり、自分のカラーやイメージでどちらが合うでしょうか。銀行がお堅いというのはいうまでもありませんが、業界として徐々に変わりつつもあります。
顧客の印象
銀行員はお金を扱います。顧客は自分より年上だったり、年配の方が多いです。その方たちからは、地味なスーツで白シャツ短髪、真面目な印象を与えた方が圧倒的に有利に働きます。当然今の上司はそのような環境で育っているので、部下にもそれを求める傾向にあります。
顧客から良い印象を持たれた方が、融資の提案なども、信頼感や説得力、成約率が増します。それは今後も業界として急激には変わらない部分かもしれません。
男性職員で髪を染めてる銀行員などなかなか想像つきませんよね。ただ白髪染めをしている年配の職員は多くおりますが。(女性行員は一定の制約はあるものの、髪の色やパーマなど比較的自由にできる銀行が多いとは思います)
会社が採用するときも、真面目、派手ではない、落ち着いてる、言葉遣いが綺麗、ハキハキして受け答えがしっかりしてるなど、銀行員として合いそうな人をとったりします。それは信金、地銀、メガ、政府系とほぼ一致するのではないでしょうか。外資系の投資銀行などはわかりませんが。
ちなみに採用してる側もそのような人が大半です。同じような人を採用する是非はありますが、銀行とは顧客からの印象、信用力を崩すことはできないためだと思います。非常に業界として外部の意見や外部の目を気にします。
銀行の格
顧客は非常に銀行員の格好をみています。特に女性だとネクタイや靴など、細かいところにも目が行きがちなので気をつけて下さい。アパレル業界などを担当していたりすると、取引銀行の行員を比較されたりします。センスというよりは少なくとも減点されないような印象を持たれたいものです。
ある顧客から聞いたことがあります。三菱銀行の行員は20代中盤の社員がパリッとしたスーツを着て、良い時計を付けてて、地元の信金とは違うなとおっしゃっていたことがあります。
その通りの印象を私も受けます。
もはやスーツなどは、三菱銀行20代中盤行員=信金支店長といっても大げさではないです。当然、人にもよりますが、そのくらいの質のスーツを身につけている方も目にします。都心部ですと更に洗練されているイメージがあります。
また頭の回転や鋭さ、融資の提案内容、顧客ニーズへの着眼点なども三菱20代行員の方が信金支店長よりも上だったりします。外見と中身両方から、銀行の格というものを感じさせられることもあります。バンクミーティングなど、銀行員が集まる場などでも気づいてしまうでしょう。
私自身も、日本政策投資銀行の課長クラスと話をする機会がありましたが、正直頭のキレを非常に感じました。当然そのような方は外見のマイナスポイントはないです。
大きな銀行ほど、周りのレベルが高くもまれて成長します。自身の成長スピードを高めるのに最も重要なのは環境なのかなと感じてしまいました。
見た目と中身は銀行員ある程度比例関係があるというのが私の印象です。安い吊るしのスーツを着るのはやめておきましょう。自分の価値を下げます。
銀行に入社して、上司や先輩職員からしっかりとしたスーツを身につけなさいと指導されることも多いです。最初のボーナスではスーツをオーダーするなどの使い道も多いのではないでしょうか。
高級なものを纏えば良いというわけではありませんが、それなりの銀行に勤めていれば20代でも10万以上のスーツを着ている方もおられますし、社内でそこまで変な目で見られることもないでしょう。100万の時計を身につけているなどとなると話は違いますが。
今は服装が自由になりつつある銀行もあり、今後もその流れは進んでいくかもしれません。業界としてビジネスカジュアルを導入するなど、お堅いイメージを払拭しようとしていたりもします。
ただし見た目が9割と言われることからも、重要な商談、プレゼンなどの時はザ・銀行員の見た目が有利に働くことがあると私は考えてます。常に気を張っている必要はないですが、服装で気持ちの切り替えや気合が入ったり、重要な側面があるのではと思います。
ファッションや外見は自分に自信を持たせるためでもあります。銀行員として奇抜ではない程度で、オシャレや自分の好み、センスを出していくのは良いと思います。
センスがない方もいらっしゃると思いますが、銀行員は決しておしゃれである必要はありません。紺色、チャコールグレーの無地のスーツ、白ワイシャツ、ストライプのネクタイ、黒ベルト、黒のプレーントゥの革靴、オーソドックスなもので十分です。
銀行員として恥じない程度の外見(年齢相応のスーツなど)があれば、銀行員としての肩書きと知能を充分に活かせると思います。
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