リクルーター制度

就職転職

銀行を始めとした金融業界の多くはリクルーター制度があります。リクルーター制度とは在籍している職員と同じ大学の学生に対し、人事部などとの面接前に、直接職員と学生が話をする時間をつくることです。面接ではなく、面談という形が多いです。この制度がある理由などをご説明します。

優秀な大学の学生を囲うため

リクルーター制度は同じ出身大学の社員がその大学の学生がエントリーをした時点で連絡を行い、志望度合いや志望動機など、面談の機会を持つことです。2〜3回程度行われることも多く、回数を重ねる毎に社員の年齢が高くなる傾向にあります。

その後、すぐに優秀かつ入社見込みが高い学生であれば、即内定を出すため人事部の最終面接となることも多いです。少なくともリクルーターとの面談を数回経て、連絡を来たとしたら人事部との面談はそう多くはないはずです。

早めに優秀な大学の学生を囲うこととなります。優秀な大学の学生から大企業から取られる可能性が高いからです。偏差値の高い大学で予定していた内定数確保できないと、人数確保のために採用大学の偏差値バーを下げていくと思います。

大手銀行になればなるほど、入社する学生の学歴は高いです。それは過去及び現在在籍している職員の学歴も高いからです。リスクを極小化したい銀行の人事部としては学歴は最低限の足切りみたいなものです。上位地銀以上であれば最低MARCH以上の学歴がないとチャンスすら与えてもらえない可能性も高いです。

なので今高校生であれば少しでも偏差値の高い大学を目指して下さい。学歴はあって損はないですし、日本で就職活動をする上で、まずはじめに見られるものです。偏差値の高い大学に入った学生であれば、努力してきたという一番の証拠となり、やっと面接で人柄や当人の価値観、体験談、経験を話す機会が出てきます。

もし今偏差値が低い大学で、なんとか大手の銀行に入行したいという学生で本当にやる気があれば、士業の資格を取得して下さい。弁護士、会計士、税理士、司法書士、中小企業診断士、社会保険労務士などです。努力した成果として学歴の高い集団と同じスタートに立てる可能性が高まります。

高校時代に勉強するか、大学時代に勉強するかの違いですが、高校時代に勉強する方が環境が整っています。大学は周囲で必死に勉強する人が圧倒的に少ないからです。大学生という時間を犠牲にするかもしれませんが、人生長いという気持ちで頑張るのも良いかもしれません。

弁護士や会計士など難関資格を取得しすると弁護士事務所や監査法人に就職するというキャリアが多いと思いますが、若い時に取得し、新卒もしくは第二新卒カードがあるのであれば是非、メガバンクや東証一部の上場企業なども選択肢として考えてみて下さい。

日本において資本がものをいいます。大企業に入るメリットは多く、大きな仕事、後の経験となる機会が与えられることが多いです。大手監査法人や大手の弁護士事務所がどの程度の資本があるか、単純比較はできませんが、東証一部の企業と比較して下さい。

日本は大企業→中企業、中企業→小企業へは簡単に転職できます。資格さえあればメガバンク→監査法人は問題なく入れます。個人の能力次第で給与もさほど大きな違いがないのでは両社とも1,000万円は堅いでしょう。

ちなみにメガバンクや大手銀行は優秀な層には給与や賞与など手厚いですし、差もある程度でます。ただ差というのが昇進や役職が高くなるということにやや比重があり、給与や賞与は結果的にというになることも多いですが。

話が大きく外れましたがまずは学歴をみられる、そしてリクルーターがつかないとそもそも面接の機会が劣後となったり、機会さえ与えられないことがある。優秀な大学の学生は早めにリクルーターにより囲われて別ルート、もしくは最短ルートでの内定機会が与えられるという現実があるということです。

入社前と入社後のギャップを少なくする

リクルーター制度においては、その企業の学生の入社前と入社後のギャップを少なくするという利点があります。銀行によっても社風や文化が大きく違っていたりします。

私のイメージですが、三菱UFJはエリートが多い、スマートなイメージ、みずほはグループ内で序列やレベルに違いがある、メガバンクの中ではやや給料が劣る、みずほコーポレートがかなり優位、三井住友は体育会系、反社やクレーマーなどにも決して屈しない、ガタイが良いなどです。

リクルーターは人事部の社員ではありません、なので支店や本部で実際に現場で働いている社員ですので、働いているイメージや仕事の内容などを肌で感じやすく、学生側からしても本音を聞きやすいというメリットがあります。

でも実際に入社しないとわからないのが事実です。銀行は支店によって、直属の上司によって大きく銀行員人生が変わります、入社してからは実力、努力の他、運の要素も大きいと思います。

入社前に大きくギャップを感じたら、銀行業界及び金融業界がそもそも肌に合わないと考えても良いのではないかと思います。やりたいことが特になかったらぐらいで軽い気持ちで考えておくのも手です。

学生にとって社員と直接話をする機会は多くはないはずです、OB訪問など学生側から積極的に機会を作ってもらう以外に、この金融業界のリクルーター制度を大いに活用してみては良いのではないでしょうか。

時間的制約があるため

人事部の人員は限られています。人事部の仕事として新卒採用は仕事の一部です。

新卒採用は大切な仕事の一つですが、全体の仕事の30%〜程度ではないかと思います。

そもそも銀行の人事部に配属されている人員は限られています、元々稼ぐ部署ではないので人員としてはギリギリで運用しています。

そのため毎年大量にエントリーされる学生に対し、一次面接など対応できないのです。リクルーター面談以外においても通常の一次、二次面談なども人事部以外の社員が行うことが大半です。

リクルーターや面接で対応する社員も運の要素があり、大半は自社の社風と合うかどうか、一緒に働いても良いいか、受け答え、質問の意図を理解し考えを整理した上で回答を行なっているか、ぐらいしかみていないと思います。特別な経験をしている学生などごく一部とわかっています。

私も今まで営業担当者の時、20人以上の学生とリクルーター面談を行ったことがありますが、学生と社会人での経験は大きく違うこと、知識なども浅いと感じてしまいました、入社して1〜2年の銀行員がそう思ってしまうのです。

全員MARCH以上から旧帝大までの学生でした、優秀だったなと思った学生は1〜2人程度です。そう思った学生は内定でたらしいですが、別の会社に行かれたそうです。

よっぽどその大学の学生として劣っていない以上は、優秀ではないという理由でリクルーターで落とされるということではないので安心して下さい。その社員と合わなかったか、運が悪かったくらいで考えておいて下さい。

最後に就職活動は運の要素が非常に大きいです。時には失敗となることもあり反省することも必要ですが、何よりも行動力に勝るものはありません。機会が与えられるのであればリクルーター制度というものも就職活動時においてしっかりと活用してみるべきです。

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